〇円丸玉球〇

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どうもゆです。

 

僕の両親はビートルズと共にベトナム戦争に反対した世代であり、ジャズと自然と平和を愛し、君が代原発と戦争が嫌いって感じの人たち。

そういった両親の思想傾向は僕の養育環境にも大きな影響を与えていて、憲法九条がコーランで、協調性より個性を重視し、太平洋戦争は平成生まれだろうと日本人共通の原罪と捉えて周辺諸国に懺悔することが正しいと本気で思い込んでいる子ども時代でした。(今はどう考えているかについては、ここでは書きません!)

 

そんな僕を偏りから救い出してくれた画期的な概念が、右派と左派という政治思想の表現です。

 

この右派と左派という表現について、物心ついた青年ゆは「地球は球状だから右は左だし左は右になるんじゃないか!?!?」というアイディアに至り、物心つく前から信じてきた両親の左寄り思想も、突き詰めれば右と交われる可能性があることに気付いたんです。

 

例えば、大切な人を守るために戦うことと、人類の平和を守るために戦わないことは、優しさという球体の上で交わることができたんです。

 

こうして、拒絶反応を起こしてきた右派のあれこれを肯定的に受け入れることができるようになりました。

これは、僕にとって閉じた世界が一気に開けた出来事でした。

そして同時に、〇という形状の呪いにかけられた出来事でもありました。

 

思えばこの世は〇だらけだったんです。

例えば、原子や分子は丸く表現されることが殆どですし、細胞核や血球も丸いです。砂利や石ころも丸い物が多いですし、山も円錐型が多いです。木の幹や動物の体も断面は大概丸いです。

そんな〇が集まってできた地球や月も〇。

太陽も〇。

銀河も〇です。

 

輪廻転生という東洋死生観も〇で表現されることが多いです。

生まれ変わりを繰り返すことで命が円を描いていきます。

食物連鎖も〇で表現されることが多いです。

 

衝撃的だったんですが、宇宙も生死を繰り返し〇を成してる説があるみたいです。

 

ビックバンで生まれた宇宙は「無」の中でどんどん広がりますが、宇宙の広がりと共に太陽などの恒星たちはブラックホールへと成れ果て、いずれ宇宙がブラックホールだらけになると今度はブラックホールの重力によって宇宙の広がりが止められ縮み始めるそうです。そうして究極まで縮んだ宇宙が縮みすぎて爆発。ビックバンが再び起こり歴史が繰り返されるというわけです。

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〇に共通する特徴は、ゴールがないことです。

 

どこまで進んでも最終地点にはたどり着きません。

 

これを思想に応用すると、すべての思想に答えはなくなります。

 

ポジティブ思考にとってこれ以上の幸福はありません。

なぜなら、どこに答えを設定するかは自分次第という勝手が許されるからです。

どうせ勝手に落ち着くポイントを決めていいのなら、できる限り明るく楽しいポイントに落ち着けるのです。

 

一方で答えがないことは苦痛でもあります。

特に他人のことを考えた時。

自分のことは勝手に着地点を決めちゃっていいですが、他人のことは答えを探してもわからないですし、こっちで勝手に決めるわけにもいかず、ぐるぐるぐるぐる回っていきます。

 

なるほど、こうしてゴウタマシッダールタは菩提樹の下で輪廻から解脱し涅槃に達したということかと仏教に思いをはせてみたり。

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NIRVANAとは涅槃のこと。仏教的天国。悟りの境地。

はたして、〇は幸福のシンボルなのか、苦痛のシンボルなのか。

その答えも永遠と回っていくことでしょう。

 

ところで、〇な地名といえば渋谷区円山町!

円と書いて「まる」と読みます。

道玄坂を神泉方向に歩いた先にあるこの町は無数の飲食店とライブハウス、ナイトクラブ、そしてホテルが点在しています。

連日サークルのイベントが開催され、昼夜問わずいろいろと回り回されていきます。

円山町という地名、ぴったりすぎ。

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以上です。