;夢日記 <20200129>


真っ暗な家で私は一人腰が抜けて息が上がっている。

何かから追われていたような気がする。家に閉じ込められているようにも感じる。

 

突然水が流れてきた。妹が溺れているように見えたので助けようと近寄るともうすでに冷たかった。気を取られている隙に私は殺された。

そしてまた真っ暗な家で腰が抜けて息が上がっている。

 

ああ 私はループしているんだったと気づいた。

 

毎回何かに殺されるときそいつの顔が見えない。3回目のループ、また妹の死を確かめに行かないと...と絶望していた。しかし、今回はなぜか生きていた。体温があり、息をしていた。私は、妹を背負いここから逃げようとした。

 

が、その瞬間頭に重い衝撃を受けた。

自分が死ぬ前に顔を見てやろうと引っ張ると

そいつは

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私だった。

 

ペット・赤ちゃん・纏足・ウェディングドレス

はじめまして、ゆです。

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photo by yu

 

猫を飼いたいんですけど、今の賃貸はペット不可なのでペット可のマンションに引っ越したいです。

可愛いですよね猫。犬も可愛い。ペットって可愛いですよね。

そんな話しを他人にすると「独身でペットなんて飼ったら終わりだぞ!」なんて言われますが、むしろそれ以上のハッピーエンドなんてあるのでしょうか。

 

ところで今回書かせていただくのは、犬や猫などのペットたちにとって「可愛いは作れる!(3万年以上かかったけど)」…というお話しです。

  

歴史的にみると、ペットの王様である犬や猫って「人間から可愛いと思われることを目指して進化した生き物」なんですよね。

ダーウィン進化論に従えば「人間から可愛いと思われたから子孫を残せた生き物」と言った方が正しいかもしれませんが、この表現の違いについてはまた別の話しとしましょう。

1億2千万年以上の月日の中で、地球の覇者となった人間の持つ「可愛い」という感情を追求した結果、犬や猫のペットとしての今の繁栄があるわけです。

ここでご理解していただきたいことは、ペットが人間にとって「可愛い」のは完全なる偶然ではなく、相互の関係性の中で好都合に導かれた結果ということです。

人間はペットの可愛さに癒され、ペットは人間から食住(たまに衣)を得るというウィンウィンでフェアな関係性なんです。

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photo by yu

そもそも「可愛い」ってどんな感情なんでしょうか。

ペット以外で可愛い対象と言えば何といっても赤ちゃんでしょう。

赤ちゃんの可愛さの秘訣と言えば「か弱く無防備で依存的」であることが挙げられます。(優しく守ってあげたい…)という気持ちになりますよね。それから、赤ちゃんの笑顔にはビックバン級の癒し効果があります。

赤ちゃんを守ることは人間に限らず全ての生き物の子孫繫栄における絶対条件であり、人間が赤ちゃんに抱く「可愛い」という感情は、人間にとって合理的な行動を好都合にも導いてくれます。

結果として人間と赤ちゃんは「可愛い」によってウィンウィンでフェアな関係性を構築できるのです。

赤ちゃんにとって「可愛さ」は生存戦略上唯一かつ究極の武器なんです。

 

この赤ちゃんに対する「可愛い」が、赤ちゃん以外に向けられる「可愛い」の原点なんだと僕は考えています。

赤ちゃんのもつ可愛さを真似た結果がペットであり、赤ちゃんはペットの師匠に当たりますね。

 

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この、「可愛い」という感情の興味深いところは「打算的で好都合であるはずの思惑が生理的本能的感情の中に溶け込んでいく」という点です。そしてそれは、人間の歴史の中で時に特殊な風習を生み出しました。

 

一つ目の例は「纏足(てんそく)」です。

小さい足の女性がモテるから足の骨を砕いたりして無理やり小さくするという結構グロテスクな風習で、グロ耐性がある方はネットで画像検索してみてください。

主に中国で古くから存在する風習であり、今でも70歳以上の一部高齢者に纏足の女性がいるらしいです。

不健康不衛生で苦痛を伴うにも関わらずこのような風習が生まれてしまったのは、まさに「可愛い」のせいです。

多くの男性が小さい足の女性を「可愛い」と感じて好み、多くの女性が「可愛い」纏足に憧れ、骨を砕かれた妻の(あるいは女性が自身の)足に誇りを持ったのです。

 

ここからは僕の予想ですが、纏足が「可愛い」ともてはやされた理由は、赤ちゃんと同じ「か弱く無防備で依存的」という性質を持っていたからと考えられます。

というのも、纏足は歩行機能を低下させ、うまく走ることができなかったらしいのです。自動車がない時代、走れなきゃ逃げられないんです。逃げられないということは家に留まるしか選択肢がないということで、家主に依存的になります。家主にとって、自分から逃げられず自分に頼って生きるしかない女性を「可愛い」と感じるのは、まさに「か弱く無防備で依存的」な赤ちゃんやペットに対する「可愛い」と同じです。

 

これを読んで「やっぱり男ってサイテーね!」って感じた方、ちょっと待ってください。二点、注目して欲しいことがあります。

①纏足を好む男性の思考は「可愛いから」であって「歩きづらいと支配できるから」ではなかった可能性があること

②女性も「歩きづらく支配される」ことは考えず、ただただ「可愛いから」自ら纏足を望んでいた可能性があること

つまり、打算的で好都合であるはずの思惑が生理的本能的感情の中に溶け込んでしまい、本来の理由を理解しないまま行動してしまっているということです。

極悪非道な男性が、嫌がり抵抗する女性を縛り上げて足を無理やり砕いたわけじゃないんです。

(いやいやいや「可愛い」のために足の骨砕くとか流石に現実味沸かないわ!)って思うあなたに、もう一つの例を紹介します。

プロポーズされたらゼクシィみんなの憧れ、ウェディングドレスです。

 

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photo by yu

ウェディングドレスが「可愛い」ことを否定する人は男女共に少ないでしょう。

でもこれ…歩きづらくないですか?

逃げようと思っても長~~い裾を誰かに踏まれたら転んじゃいますよね。

信じるか信じないかは

 

以上です。

; 夢日記 <20191221>

夢の中に入ると、高校三年生の時に同じクラスだった女の子たちがいた。

大きなクジラが私たちを見張っていた。順番ずつ海に飛び込み泳いでいる。

 

一番速く泳ぎ終わった私は記念講堂で過呼吸になりながらもみんなが泳いでいるのをみていた。みんな憎んだ眼を私に向けている。

泳ぎ終わった順に私の悪口を言い放つ。

 

「弱虫」「泣き虫」「うじうじしていてむかつく」

「勇気がない」「悲劇のヒロインぶっている」「すぐ現実から目をそらす」

ああそうだね、みんなが言っている通りだね。私は逃げてばかり。

もう行くから。

 

 

”---でも、そんなところも全部受け入れるから”

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私は最後に泳ぎ終わったこの言葉を聞きそびれてしまった。まあ、どうせ悪口だ……

そう思いながら深海に沈んだ。

頭痛が痛い構文

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はじめまして、ゆです。

 

「通常通り」って会話では違和感なく使ってたけど、文にしたときに(あれ「普通通り」とか「通常通り」って「通」被ってるけどいいんかな…)って違和感あって、ネットで調べたらやはり「頭痛が痛い構文」でした。

 

「普通」とか「通常」ってそもそも「いつも通り」って意味なので、「普通通り、通常通り」は分解すると「いつも通り通り」になるらしいです。

 

僕の地元には「小貝川」って大きめの河川があるんですが、橋のところにある看板に書かれた英語標識が「KOKAIGAWA river」だったことを思い出しました。

 

もっと調べると「頭痛が痛い構文」って結構たくさんあって、「故障」はそれだけで現在進行していることを意味する言葉だから「故障中」は中が被ってるだとか、「ご自愛ください」は「お体を大切に」って意味だから「お体ご自愛ください」は体が被るだとか…

 

でも僕がここで主張したいのは、頭痛が痛い構文は恥ずかしいから気を付けた方がいいとか、正しい日本語じゃないとか、そういうことじゃないんです。

 

そもそも「正しい日本語」って?

 

僕の結論は「伝わればなんでもいい」です。だって言葉って常に変化するものだし、伝統=正解だと言うなら今も皆「いとをかし」とか言わないとダメなんか?あ?ってなるじゃないですか。

 

それでいうと「頭痛が痛い構文」って大半は伝わるから、じゃあよくない?って思うんです。

 

むしろ「頭痛が痛い構文」にすることで意味が強調される場面だってあるよね。KOKAIGAWA riverなんてとにかくめっっちゃ川なんだなって感じするし。

 

てか「故障」については「故障中」の方が正確に伝わる気がする。ならもう「頭痛が痛い構文」って間違った日本語とかじゃなくないですか?

 

それなのに「頭痛が痛い構文」を見つけ次第『バカみたいな間違った日本語使ってる!』とか指摘してくる人、なんか心が貧しい気がしますね。『同じ意味の言葉重ねて無駄じゃん!』とか言うけど、その指摘こそ無駄だろって感じ。

 

コミニュケーションって全部そうで「自分が伝えたいことを相手に伝えるためにはどうすればいいか」ってことが何より大切と思うから、「頭痛が痛い構文」だから間違ってるとか正しいとかって議論は不毛な気がします。

 

なのでこれからこのブログで変な日本語を使っていても怒らないでください。

 

以上です。

;夢日記 <20190907>

私はどこかの国の妖精...

物心ついた時には、もうそこにいた。

私の家族は毎日私をいじめる。

歌えば喉に手を突っ込まれ、走れば足を切られ、絵を描けば手を焼かれる。

僕たちの種族は、何度でも再生するが痛みはあるのでとても苦しかった。

 

そんな僕も大人になり、友達ができた。

ある夜、僕が席を外している間、私以外のメンバーで何かコソコソ話し


ているのを見てしまった。僕には誰も何もその話をしてくれない。

「あなたはここの部屋でじっと 夜が明けるまで待っていてね」

それだけ言われて皆行ってしまった。ドアの鍵も閉められ、言われた通り冷たいダンスルームで待った。

数時間後、廊下がうるさくなり鍵の隙間から覗いてみると僕の友達は家族と争い戦っていた。

家族は私がいる部屋を壊そうとしてくるので、急いで戸棚に隠れお人形のフリをしていた。

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家族の私に対する鳴りやまない暴言とドアを無理やり開けようとする音に耐えられなくなった僕は、いつの間にか歌っていた。

ドアが開いた音がした。

「嗚呼、僕は人間の世界に行かされ死という恐怖に駆られながら生きるのね…」

そうぽつりと言い涙していたその時、

「〇〇!!飛んで!」

僕は飛んだ、二階のベランダから。友達が龍を連れてきたのだった。いやこの龍も友達の一人なのかもしれない

 

そして言った この子はこの国の子ではない。私たち冬の精の国の子だ。もうお前らのところには返さない。と

僕は怒り狂った家族を空の上から見て初めて自分はとんでもなく恐ろしい奴らと居たのだと知った。だが、そんな奴らがいたところだったその場所が酷くも美しくて涙が止まらなかった。