;夢日記 <20190907>

私はどこかの国の妖精...

物心ついた時には、もうそこにいた。

私の家族は毎日私をいじめる。

歌えば喉に手を突っ込まれ、走れば足を切られ、絵を描けば手を焼かれる。

僕たちの種族は、何度でも再生するが痛みはあるのでとても苦しかった。

 

そんな僕も大人になり、友達ができた。

ある夜、僕が席を外している間、私以外のメンバーで何かコソコソ話し


ているのを見てしまった。僕には誰も何もその話をしてくれない。

「あなたはここの部屋でじっと 夜が明けるまで待っていてね」

それだけ言われて皆行ってしまった。ドアの鍵も閉められ、言われた通り冷たいダンスルームで待った。

数時間後、廊下がうるさくなり鍵の隙間から覗いてみると僕の友達は家族と争い戦っていた。

家族は私がいる部屋を壊そうとしてくるので、急いで戸棚に隠れお人形のフリをしていた。

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家族の私に対する鳴りやまない暴言とドアを無理やり開けようとする音に耐えられなくなった僕は、いつの間にか歌っていた。

ドアが開いた音がした。

「嗚呼、僕は人間の世界に行かされ死という恐怖に駆られながら生きるのね…」

そうぽつりと言い涙していたその時、

「〇〇!!飛んで!」

僕は飛んだ、二階のベランダから。友達が龍を連れてきたのだった。いやこの龍も友達の一人なのかもしれない

 

そして言った この子はこの国の子ではない。私たち冬の精の国の子だ。もうお前らのところには返さない。と

僕は怒り狂った家族を空の上から見て初めて自分はとんでもなく恐ろしい奴らと居たのだと知った。だが、そんな奴らがいたところだったその場所が酷くも美しくて涙が止まらなかった。